今話題になっている「Winny」について調べてみた【P2P】

Winnyp P2P

皆さんは、映画や音楽、漫画やアプリをお金を払わずダウンロードした経験はありますか?

実は、2010年までは違法ダウンロードは違法ではありませんでした。そのため、WinnyなどのP2Pを使って普通に販売されているコンテンツを無料でダウンロードすることが横行していました。

2018年までのデータしかありませんが、WinnyやShareなどのP2Pソフトウェアを合わせて「定期的な利用者は9万人前後と推定」されています。

2022年時点でのキャプチャです。
今でもアップロードしている人はいます。

以前は、現在のP2Pについて調べましたが、今回はWinnyにクローズアップしていきたいと思います。

P2Pとは?

P2Pは「Peer to Peer」の略で、P2Pにもいろんな種類があります。

以前の記事で紹介しているのでそちらもよければ見てください。

ハイブリットP2P

ハイブリットP2PはWinMXが代表的ですね。

どうやってデータをダウンロードするかというと、データの所在情報は、親元のサーバに問い合わせて大元のデータをダウンロードします。ただ、データのある場所がわかるだけなので、データを持っている人が起動していないと、ダウンロードすることはできません。

WinMXで使われていたプロトコルを改良して、個人でもサーバを立てれるようになったりもしています。(OpenNap)

ピュアP2P

ピュアP2Pはハイブリットタイプのように親元のサーバがありません。なら、どのようにダウンロードするかというと、ピア(ソフトを起動している人達)同士が協力することによって、目当てのファイルを探索することができます。

例えば、「〇.exeが欲しいと自分が周りのピアに伝え、そのピアがほかにつながっているピアに伝え….」を繰り返して、データが見つかるとその逆のことを行い、目当てのデータをダウンロードすることができます。

代表的なソフトは「Winny」「Share」です。

Winnyとは?

2021年9月9日当時の様子

Winnyは、金子 勇さんによって作成され、2chのダウンロードソフト板で生まれました。Winnyの名前の由来はWinMXの後継になることを目指し、「MX」を一文字ずつずらし、「WinNY」となりました。

アイコンがニューヨークなのは「NY=New York」と連想できるからです。

WinnyはFreenetのような検閲ができないようなソフトを目指していました。ですが、匿名化が破られ、警察によって監視できるようになってしまいました。

Winnyの特徴である、中央サーバを持たないのも関係し、ファイルを中継する際にキャッシュとして自分とは関係ないファイルが蓄積されていきます。そのため、一度ファイルをアップロードすると、消すことがほぼ不可能です。

また、ウイルスも蔓延し、「Antinnyウイルス」「キンタマウイルス」というものが猛威を振るいました。自衛隊の機密情報やソフト、個人の恥ずかしいプライベート映像などが流出しました。2023年03月17日現在でもファイルは存在しています。(ウイルス入り)
.scrに擬態しているので、ダウンロードしても絶対に起動させないでください!
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/Antinny

さらに、有料で売られているDVDなどのデータを無断で頒布するなどの著作権侵害行為が横行し、児童ポルノや、ネットワークの混雑などの問題が発生しました。今でも、BitTorrentがその問題を起こしています。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/Winny

Winnyは悪なのか?

例えば、包丁を作って売っているところがあり、包丁で人を殺した人がそこの店で買っていた場合、その店は悪いことになりますか?なりませんよね。だから、裁判は棄却されました。

ただ、WinMXの後継を狙っていたという点があるので、少なからずは著作権侵害が起きることは想像できたのではないかと思っています。

ですが、もしWinnyが有罪判決になってしまっていたら、Googleなども違法になっている可能性があります。Googleも著作権侵害しているサイトのリンクを提供していることになるからです。(Google=リーチサイトと考えると、Googleは違法???詳しい人はコメント欄で教えてほしいです)

日本は新しいものができると、難癖をつけて規制をかけてくる傾向があるように感じます。ですが、Winnyの場合、作者本人もWinnyを使って著作権のあるデータをダウンロードを複数回していたようなので、著作物の共有を望んでいたのではないのかと感じます。
参考:https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/846/081846_hanrei.pdf(8ページ目に書いてあります)

Winnyの後継

Winnnnnnnnnny

Winnyの暗号化が突破された後に「Winnyp」という暗号化が強化されたソフトが公開されました。

どこが違うか?

Winnyでは、RC4関数を使って暗号化していましたが、WinnypではDES,MD5,SHA-1など、複数の匿名化処理がなされています。
参考:https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=71879&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1

結局、Winnypも解読され、匿名性は皆無になりました。
参考:https://japan.zdnet.com/article/20168827/

ほかのP2P技術を使ったソフト

Share

以前紹介した記事に載っているのでそちらを見てください。

μTorrent

Torrentのファイルから、実際のファイルをダウンロードできます。漫画系の逮捕者が一時よくいました。

ダウンロードと同時にアップロードも行っているので、違法なファイルはダウンロードしないようにしましょう。ダウンロードしかしないソフトもありますが、本当かどうかわかりません。

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Winnyの技術について

購入する場合

私が説明するより、作者本人の本を見たほうがいいと思います。

Winnyから入手(本人が放流)

PDF(一般書籍) [金子勇] Winnyの技術 [05-10-03].zip 1,900,259 9d2dd618c580e38ea6869c51d9ed1107

まとめ

これで今話題のWinnyについてわかりましたね!というか、今の若い人たちは知らないと思うのでこの記事で理解を深められたと思います。

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